【侍ジャパン】則本「引いたら負け、気合」日本野球の価値見せつける

 

WBC球を手に、気合の入った表情の則本（カメラ・佐々木　清勝）

■重圧感じている
第4回WBCに出場する侍ジャパンのキーマンに意気込みを聞くインタビュー『侍は語る』の第2回は楽天・則本昂大投手（26）が登場。野球大国・日本の思いを背負って先発の軸となることを目標に掲げた。
前回WBCが行われた13年はルーキーだったが、今では3年連続でパの奪三振王に輝くなど、大きな成長を遂げた。今大会、先発にリリーフにと大車輪の期待がかかる右腕は、「気合」を世界一へのキーワードに挙げた。（取材・構成＝安藤　宏太）

　4年前。則本は1年目の開幕を前に、同僚の田中将大（現ヤンキース）らが戦う姿をテレビ観戦していた。まさか4年後に、自分が侍のユニホームに袖を通すとは思ってもいなかった。

「正直ビックリです。12月に選ばれたときは、ただただ単純にうれしかった。前回大会は田中さんが出ていたので、けっこうテレビで見ていた。1、2次ラウンド（R）はリーグ戦なのに、勝ち進むといきなり一発勝負に変わる。シーズンとは全然違うんだなと。戦うのは難しそうだなと思っていた」

三重中京大時代までは、世代別の日本代表にすら選ばれたことがなく、日の丸とは無縁だった。たった4年で中心選手にまで成長した一方、見えない重圧は徐々に大きくなっている。

「本番が近づいてきた今は、緊張感やプレッシャーの方が、楽しみやうれしさよりも大きい。日本代表として出るので、下手なことは出来ない。選ばれたからにはしっかりと調整して、けがなく万全な状態で迎えないといけないというプレッシャーは感じている」

　◆則本　昂大（のりもと・たかひろ）1990年12月17日、滋賀県生まれ。26歳。八幡商で3年夏に県4強も甲子園出場はなし。三重中京大を経て12年のドラフト2位で楽天入り。昨季まで2リーグ制以降では史上初となる新人から4年連続開幕投手。
14年からは、90〜93年の野茂英雄（元近鉄、ドジャースなど）以来となる3年連続奪三振王。178センチ、82キロ。右投左打。家族は妻と1女。

【注1】14年11月15日の日米野球第3戦（東京D）に則本は先発。自己最速の155キロをマークするなど5回無安打6Kで1人の走者も許さず「人生最高の投球」と自画自賛する快投を演じた。6回以降の西（オリックス）—牧田（西武）—西野（ロッテ）も安打を許さず、日米野球史上初となる無安打無得点を達成した。

【注2】15年11月19日のプレミア12準決勝・韓国戦（東京D）で則本は3点リードの8回から救援登板。8回は3者凡退に抑え、9回も続投した。だが3連打と死球で1死も奪えず降板。後続も打ち込まれて逆転を許し、敗戦投手になった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170216-00010003-spht-base&p=1

なんか見たことある構図だなぁと思ったらこれやわ